ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)

「ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)」とは、認知症になっても希望を持って暮らしていけることを発信する、認知症ご本人の方々のことです。認知症当事者の方々やご家族などに希望をもたらし、認知症の方への理解を深める役割を担います。
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/khf/177994.html

昨日の札幌清田倫理法人会モーニングセミナーでは札幌厚別倫理法人会の横山弥生副会長を講師として迎え、対談形式で講話が行われました。わたしはその対談のインタビュアーとして参加させていただきました。横山弥生さんは51歳のとき若年性アルツハイマーと診断され好きだった仕事を退職、希望を失っていましたが、夫に「何をしているのが楽しい?」と聞かれ「歌うこと」と答えたことをきっかけに、現在はシンガーとしてライブ活動を行っています。

講話の前に少し打合せをしたのですが、受け答えはとてもはっきりしていて症状があるようには全く見えませんでした。周囲が理解していないとそれも負担になることがあるとのことでした。

書き留めていたわけではないのですが、このような話をしました。

渕上)講話も多いと思うが、どのようなところで行っている?
横山)いろいろなところで行うが、このあいだは仁木町。講話の後半は歌をうたっている。

渕上)自分で何かおかしいと感じたのはきっかけは?
横山)思い出すのができないことにいら立ち、会社や家族などへの言動が荒くなった。仕事をするのが好きだったが、会社を退職した。仕事をしたいのにできないことがとても苦しかった。

渕上)苦しかったところからどのように回復した?
横山)歌うこと。高校生のときバンドが好きで(バンド活動を行っていたかについては渕上が聞き漏らした)、その後、仕事をしている間は活動していなかったが、夫に「何をしているのが楽しい?」と聞かれ「歌うこと」と答えたことをきっかけに歌うことを始めた。

渕上)どのようなことに気を付けている?
横山)だいじなことは付箋に書いて貼っている。

渕上)周囲はどのようなことを手助けすればいい?
横山)予定などをリマインドしてくれること。

渕上)みなさんに伝えたいことは?
横山)無理だからあぶないからと何もかも諦めさせてしまえば、安全ではあるかもしれないが、自分らしく生きることもできず、認知症も進行してしまう。なので、チャレンジすることを周囲が奪わないことが大切。

最後の質問は深く印象に残りました。これは介護だけでなく子育てや教育などを含め、在り方を考える上で非常に重要な示唆となりました。また、講話後の感想の中で、希望を持つことを伝える活動をするために若年性アルツハイマーになったと言っても過言ではないとお話しされたことはとても衝撃的でした。倫理法人会で読み合せる万人幸福のしおり(14条)に掲げる「希望は心の太陽である」をまさに実践されていました。

横山さんの活動についてはInstagram
https://www.instagram.com/yayoi_singer_ofiicial/?hl=ja
公式HP
https://841utau.com/?utm_source=ig&utm_medium=social&utm_content=link_in_bio&fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAc3J0YwZhcHBfaWQMMjU2MjgxMDQwNTU4AAGnqL92p96eFV15iMNQtFh3Ac0yL1qTy91LzmTgI-LWsKW7fZ1ev8wFEsRh7gk_aem_68Sknib3eH_JTgC8LUzylw
でご覧いただけます。また、Abemaで放送されたものがYouTubeに掲載されているのでそちらもご覧いただければと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=zxIcweu2peU
夫の光紀さんの優しさあふれる気遣いに、賞賛のコメントが複数投稿されているのも注目です。

講話いただいた横山弥生様、インタビュアーにお声がけいただいた専任幹事、このようなチャレンジ精神あふれる企画をつくっていただいた札幌清田倫理法人会の役員のみなさま、講話に参加されたみなさまに心より感謝申し上げます。