DEMOLA HOKKAIDO

北海道大学フード&メディカルイノベーション国際拠点開催されたDEMORA HOKKAIDOに参加しました。DEMOLAは企業と学生を結びつけるイノベーションプラットフォームです。 フィンランドで生まれたこの取り組みは、世界16か国60以上の大学が参加している国際的な取り組みです。 北海道大学は日本で初めて2018年に、この取組を導入しました。

先月末に、学生からのインタビューを受けてほしいとの連絡があり、お受けしたところでした。発表を予定している5チームのうちのひとつ菅原精機TEAMの学生から、社会あらゆるものについて、男性を基準に作られていることで困っているものについて伺いたいとのことでした。わたしからは議員バッジについてお伝えしました。以前はピン型で、ボタンホールがない女性用のスーツ等だと穴があくことからクリップ型をつくってもらったという経緯がありました。

菅原精機さんは極小サイズの粉体成形に対応高精度で高品質な「超硬精密金型」を製作している京都の会社です。エレクトロニクス産業の黎明期に、いち早く超硬合金を用いた金型製作に着手されており、電子部品の成形などミクロな加工技術を有しています。詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.k-sugawara.co.jp/
一方で、多くのものづくり事業で技術を継承する人材の確保が課題となっています。

そこで、学生チームは多様な人が働きやすい職場をつくることで人材を確保することを考えました。女性やLGBTQなど、それぞれの個性を認め合うことを象徴するものとして菅原精機の技術で作成したひとりひとりの社員章をつくることを提案しました。発表のあとの質疑応答の中ではたくさんの方から手が上がりました。いろいろは意見はあれど、多く人の心に響いたことが伝わってきました。また、この度の発表に真摯に取り組んで来られた菅原精機さんには胸を打たれるものがありました。

多くの業界で人手不足と言われる一方で、LGBTQなど採用に困難を抱えている人もいます。多様な人が働ける環境を整えることが双方にとっての課題解決につながるのではないかと思います。企業のニーズに学生がアイデアを出すというDEMOLAの企画をたいへん興味深く拝聴しました。

 

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