ハンターに同行する

道内では野生鳥獣による被害が昨年で47億円、そのうちエゾシカによるものが38億円と報告されています。エゾシカの頭数が増加する一方で、駆除や利用がなかなか進まないのが現状です。このため実際にハンター方に同行し、どのような課題があるかについて意見を伺いました。

・銃は弾を入れずに袋に入れておかなければならず、熊と遭遇した際に袋から出して弾を込めるのでは対応できない。
・免許の取得や更新のハードルが非常に高い。
・撃つのであればその後の肉の処理まで必ずすべき。
・現状では撃った後に鹿肉を流通にのせることが難しい。

道議会ではハンターの育成や鹿肉処理についてしばしば議論されています。課題は多いのですが、エゾシカは北海道が持つ大きなポテンシャルの一つと言えます。整理を進めることで、エゾシカ被害の縮減、鹿肉の継続的な供給とコストダウン、アドベンチャートラベルなど期待ができそうです。