TEA FOR TWO

世界エイズデー札幌実行委員会主催の舞台『TEA FOR TWO』を見てきました。ゲイのカップルの25年間の軌跡が描かれた作品で、カミングアウト、ドラァグクイーン、HIV、の話などが盛り込まれ、コミカルでおしゃれでゲイあるあるなストーリーでした。

会場はほぼ満席で、関心の高さが伺えました。演者の村上さんと梅原さんの仕草や台詞はゲイの特徴をよくとらえていて、とてもリアルでした。

公演のあと、7丁目のパウダールームの満島てる子さん司会による、演者の二人、作者の関根さん4人のトークタイムがありました。村上さんの演技が本気すぎてこわいという話が出て、その部分を再現するという一コマもありました。

作品の中で出てきたHIVについて。今や感染しても、感染していない人と同じくらい長く健康的な生活を送ることができるようになり、治療で感染リスクをゼロに近いレベルに下げられることも確認されているのだそうです。にもかかわらず差別や偏見は依然として続いています。

時代とともにLGBTへの理解が少しずつ進んでいき、とりまく環境も変化しつつあります。私たちの認識もバージョンアップしていく必要があります。