代表質問
昨日のの午後、民主・道民連合からの代表質問が行われました。登壇者は会派会長の梶谷大志議員(清田区)でした。質問項目はこちらをご覧ください。
主な項目について取り上げます。
・知事の政治姿勢については、意見が分かれるような課題について明確でない(IRや原発など)こと、弱い立場や苦しんでいる人などに寄り添う視点が必要であることなどについて問いました。この点は今後の予算特別委員会で深堀りしていく必要がありそうです。
・少子化対策については若者支援の視点がなかったこと、保健福祉部だけでなく経済部や総合政策部など全庁横で取り組むべきと主張。知事をトップとする分野横断的な会議を立ち上げる、若者の正規雇用の拡大・所得の増加との答弁を得ることができました。
・ALPS処理水の海洋放出について、風評被害への対策が不透明であり、漁業に深刻な影響が出ることから、海洋放出の再検討を国に求めるべきとした質問については、風評被害が生じた場合は国が補償すべきとの答弁にとどまりました。北海道のトップとしては反対の姿勢を示すべきと私たちは考えています。
・性的マイノリティに関する諸課題については、LGBT理解増進法はいかようにも捉えることができる文言も多く、どう解釈し、活用するか知事のリーダーシップが問われると主張。「すべての国民の安心安全」がマジョリティへの配慮であると懸念する意見がありますが、当事者も含まれることを示す表現が盛り込まれました。理解増進法の文言をどう解釈するかは自治体で判断が可能という例が示されたことは意義のあることです。同様に先行している自治体や民間の取り組みの抑制につながるとの指摘についても、そうならないようにしていくことは十分可能だと考えられます。
政審筆頭の立場で初めての定例会に臨みました。質問を作成するだけでなく、預かった質問をチェックし、文言修正し、作成者の思いを最大限残しつつ文字数を調整していく作業など、神経をつかう作業でなおかつ、膨大にもかかわらず作業時間が限られるという大変な立場でしたが、多くの方の力をお借りしなんとか終えることができたことは感謝に尽きません。
今後は意見書の会派間調整、予算特別委員会などまだまだ重要な仕事が多いですが、がんばっていきます。