建設委員会道内調査 3日目 植村建設
建設委員会道内調査3日目の視察先は赤平市の植村建設。ICT建機による遠隔施工に向けた実証実験を行っている施設UNiCON FIELDです。
赤平市は人口8000人ほど。植村建設では道路150~200kmの維持・保線を行い、インフラを支えています。H28に南富良野町で豪雨災害が発生した際に、300mにわたり被災した区間を1週間で復旧した実績があります。
2016年からアイコンストラクションが始まり、現場の測量技術調査施工等が大きく変わっていく中で、地方においても新しい技術の導入や危機への備えを強化することで、唯一無二の価値ある企業を目指そうということから、ユニークコンストラクションの頭文字をとってユニコーンという、会社のブランド価値を高め、多くの方から応援してもらえる会社づくりがスタートしました。
重機の遠隔操作は、災害、火災、砂防ダムなどで行われていましたが、赤平市は将来人口が2000人まで減少することが見込まれ、建設業に関わる方をどのように増やすか、働き方の多様化を産業として構築していくことができないかということで、2022年から一般公共工事においても活用を始めました。体に障害のある方や、時間的な制約があって昼間働けない方が5時以降の働き方として遠隔操作をすることで、地方のインフラを守っていくこと考えています。
施設にはデモ画面を操作するものと、実際にフィールドに設置された実機を操作するものがあり、いずれもプレステ5のコントローラーを使用して、土をすくって移動します。デモ機では子どもが操作していて、一定の土をすくって移動するタイムトライアルをしていました。デモと実機ではそれほど差はなく、ゲームと同じ感覚で重機を動かすことができました。また、危険な操作をしようとすると、それ以上は動かなくなるよう設定されていました。引きこもりなどの潜在労働力や、eスポーツ科を出た学生などがオペレーターとして活躍することも期待されています。
わたしからの質問と、回答です。
Q 現場にはやはり人が必要?
A いまのところは制度上いなくてはならないことになっているが、技術的にはいなくても可能。
Q 話の途中で補助金が使えないとあったが、なぜ適用とならないのか?
A 補助事業はどうしても結果を求める。こうした新たな取り組みには適用できない。
先進的で将来に希望を感じる取り組みを実際に体験することができ、非常に有意義な視察となりました。また、ひきこもりや障がいのある方の活躍の場としても期待されていることは、福祉の観点からも意義のあることだと思いました。ご対応いただきました植村建設のみなさまに感謝を申し上げます。
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