建設委員会道内調査 1日目 ①新桂沢ダム・三笠ぽんべつダム ②道道美唄富良野線

建設委員会道内調査が7月7~9日の日程で行われています。行先は空知振興局と留萌振興局管内。1日目は新桂沢ダム・三笠ぽんべつダム(幾春別川総合開発事業)と、道道美唄富良野線です。

① 新桂沢ダム・三笠ぽんべつダムについて
幾春別川流域では度重なる洪水被害に見舞われていました。桂沢ダムは昭和32年に完成しましたが、洪水防止、水道・工業用水の安定供給、河川環境の改善を目的とし、桂沢ダムのかさ上げと三笠ぽんべつダムの建設からなる幾春別川総合開発事業が始まりました。
桂沢ダム機能強化のため11.9mかさ上げする工事が行われ、R6年度から管理移行されています。かさ上げにより貯水量は1.6倍となりました。かさ上げ工事は、桂沢ダムの下流面からコンクリートを貼り付け、その上にかさ上げしていくという工程で、新旧ダム面がずれないよう設計されています。ダムの内部にはトンネルが設置されており、新旧の境目部分を見ることができました。トンネル内部の異空間な感じはとても興味深いのですが、ロケ等の撮影や観光での利用はされていないとのことです。
三笠ぽんべつダムは治水機能が目的とされており、現在工事中です。通常時は水が一定水量で流れ、大雨で水が増しても流れる水量を一定に保ちます。お風呂の栓を抜いている状態との説明でした。ダムの材質は砂と砂利で、コンクリートの使用量が少なく、環境影響が少なく、コストが縮減が図られています。このため形は角度の緩い台形(CSGダム)で、ダムが設置される予定の壁面には青い線が引かれていました。水で砂が崩れてくることはないのだそうです。現在働いている人は100人程度。中にはインドネシア、ミャンマー、スリランカの方もいて、工事は夏期のみ、冬になると帰国するとのことです。

  

② 道道美唄富良野線
道道美唄富良野線55kmのうち、15.5kmがR6より供用開始されました。通行できるのは夏期のみ、冬の間は雪のため閉鎖されます。現在、雪崩が起こる場所を調査中で、防雪・雪害対策済が5か所、今後対応する箇所が16か所です。大径木が育っているような斜面では雪崩は起きにくいとのことです。対策は壁面に雪崩予防柵を設置する工事で、のり面1か所にかかる費用はおよそ1億円。工事が完了した後には植物が定着し、植物に覆われます。説明を受けた幌子トンネル終点側(富良野側)ではだいぶん前(トンネル工事が7~8年ほど前で、さらにその前)に施工され、その後の植物の定着を観察できました。道道美唄富良野線は3年後の通年開通を目指しています。