トランスジェンダーの女性用施設利用に関するご意見についての見解

近年、LGBTQについて理解が進んでいる一方で、トランス女性が女性用の施設を利用することを不安視する意見が散見されます。身体的に男性で性自認が女性のトランス女性が施設を利用することに、女性が恐怖を感じ、生存権や安心・安全を脅かしているというものです。一方で、トランス女性が施設利用するのは中にいる女性に関心があるからではなく、痴漢やわいせつ行為など犯罪行為を行う人はトランス女性とは別の人であり、この点で大きな誤解が生じています。

私は、女性の生存権や安心安全とトランスジェンダーが自認する性で安心して生きる権利は本来対立するものではないと思います。感情的な対立ではなく、冷静な対話により相互の理解が深まることで解決できるものと考えています。