愛和福祉会職員研修会での講演

愛和福祉会職員研修会で講演をさせていただきました。愛和福祉会は障がい者支援事業や保育園、高齢者事業、社会貢献事業を展開している社会福祉法人です。わたしの部屋の近所にも愛和福祉会の保育園があって、いつかご縁ができたらいいなと思っていたところでした。

今回は「差別のない社会を目指して」と題し、LGBTの話以外にも身近にあるいろいろな差別について事例や体験を交えてお話ししました。資料作成のための調べものをしていくうちに私自身もいろいろな勉強をする機会となり、講演の守備範囲が少し広がりました。参加者は100名弱、長時間だったにもかかわらずみなさんとても集中されていました。資料のページをめくるタイミングがびっくりするくらいシンクロしていてわたしの方が圧倒されそうでした。

講演後の質疑応答の中でこのようなやりとりがありました。

質問者「これだけは言ってはいけないということはありますか?」

私「たくさんありすぎるのですが、差別を容認してしまうような発言ですね。また、差別されているのを見て何もアクションをおこさないことがいけないことだと思います。」

質問者「園(保育園)として心がけたらいいということがありましたらおしえてください。」

私「常に少数者の人が近くにいるということを前提にしていただければと思います。」

質疑応答は質問に対してパッと的確に答えられるように、お話した内容だけでなくその背景にある考え方や経緯・現状についても深く理解している必要があります。質疑応答についても今後もっとスキルアップしていかなくてはと思いました。

今回お招きいただいた愛和福祉会のみなさまに心より感謝申し上げるとともに、とても真剣に研修に取り組まれていることに敬意を表します。

身近にある様々な差別について