第3回北海道人権施策推進懇談会
北海道人権施策推進懇談会に傍聴に行きました。道では2003年に制定された北海道人権施策基本方針の見直しのための懇談会が行われています。今回は全5回のうちの3回目で、2回目に行われた関係団体からの意見のまとめ、道がこれまで行ってきた人権に関する事業、各市町村の取組状況調査結果、基本方針の改定骨子について説明があり、それに対する有識者からの意見がありました。
各市町村のパートナーシップ制度への取組について、多くの市町村でニーズがないため検討していないという結果に対し、有識者から「アウティングになるので陰に隠れている。ニーズがないと言い切っていいのか?」「意識を高めていただきたい」などの意見がありました。ほんとにそうだと思いました。
『障がい者』という表記について、10年ほど前に「害悪を自分たちのレッテルにするな」という意見から『害』ではなく『がい』という表記にという声があり多くの自治体で『がい』に変わったが、「障害なのは社会の方」だという考えが広まり、今は漢字にしてほしいというのが多数派なのだそうです。わたしの認識もバージョンアップする必要があるなあと思いました。
第4回目は見直しの素案が出される予定となっています。次回も傍聴したいと思います。