北星学園大学短期大学部での講義

5月20日に北星学園大学短期大学部英文学科の「アセンブリⅡ」という授業で臨時講師として講義しました。今回は、LGBTQに関する基本的なことのほか、LGBTQをとりまく課題、なぜ差別はなくならないか、わたしたちができることについてお話ししました。

欧米圏では人権に関する意識が高く、観光、宿泊、貿易、外交など様々な分野でそうした方々と接し、仕事をしていく上でLGBTQに関することも含め、人権に関する基礎的な考え方を身に着けておくことは重要となります。

講義の後の質疑応答ではLGBTQに関することだけでなくたくさんの質問をいただきました。いくつか紹介します。

Q LGBTQに関する取り組みが最も進んでいる国は?
A 欧米圏は進んでいる。わたしが思うに、同性婚を最も早く法制化したオランダではないかと。

Q 例えばトランス女性が普通にスカートをはいてもいいような社会にしていくにはどうすればいいか?
A 『みんなちがってみんないい』で育ったみなさんが社会をつくるようになり、否定的な層がフェードアウトしていくと変わっていくと思う。本来わたしたち世代でしなければならないところ、みなさんの世代に残して申し訳ない。

Q どの政党を選べばいいかわからない。
A 自分の考えを選択していくと考えに近い政党を教えてくれるサイトがあるので試してみてはどうか。

Q 議員がする情報発信が難しくて若い人に伝わらない。
A 議員でなかったころに立ち返ってわかりやすく発信していきたい。

Q ららつーで最も心に残ったことは?
A 先輩の売上のため0円で強制売春(笑)ではなく、東日本大震災後に被災地で公演を行ったところ、お笑いのショーのときに被災者が涙を流して喜んでいたこと。

これから社会に出て様々なところで活躍する学生のみなさまに話す機会をいただいたことはたいへん有意義なことだったと思います。お招きいただいたことに心より感謝申し上げます。また、北星学園大学ではグローバル・イノベーションの設置が準備が進められているとのことで、ますますの発展につながることを願っています。