網走での講演

7/13(土)に網走で講演を行いました。

いただいたお題は「LGBTQから考える日本社会の差別の現状」です。

LGBTQに関する基本的なこと
LGBT理解増進法
同性婚とパートナーシップ制度
トランスジェンダーバッシング
医療機関における課題と取り組み
教育における課題と取り組み
家庭における課題と取り組み
職場での課題と取り組み
地域における課題と取り組み

についてお話しました。参加者は高齢者が多かったのですが、以前に杉山文野さんを講師に学習会を行ったことがあるとのことで、関心は高かったです。

(杉山文野さん:フェンシング元女子日本代表。早稲田大学大学院にてジェンダー・セクシュアリティを中心に研究。卒業後、2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、現地で様々な社会問題と向き合う。日本初となる渋谷区・同性パートナーシップ制度制定に関わり、現在は日本フェンシング協会理事、日本オリンピック委員会理事なども兼任。
パートナーとの間に二児をもうけ、精子提供者である友人と共に3人親として子育てを行う、新しいファミリーのスタイルも話題となった。)

少子高齢化が深まり、現役世代の余裕がなくなる中、地域活動(例えば町内会役員、民生委員、保護司、青少年育成委員会など)で高齢者が重要な役割を担っていることが多いかと思います。多様な人が共生できる地域をつくるためには高齢者に理解いただくことがとても重要になってきます。学校で「みんな違ってみんないい」、職場でダイバーシティなどに触れる機会があまりなかったかもしれませんが、退職された後もこのような形で学ぶことを続ける方々がいることはたいへん心強く、ありがたい存在です。この度、LGBTQについてお話をする機会をいただいたことに厚くお礼申し上げます。

講演の前にオホーツク流氷館を訪れた際に網走バスの「どこバス」のパンフレットが目に留まったことから、網走バスに行き、外からではありますがバスを拝見しました。道内の地方では少子高齢化が進み、利用減や運転手不足でバス路線の維持確保が難しくなる中、網走では昼間の時間帯をデマンド交通で対応する取り組みが始まっています。講演後に網走バスの方と話をする機会があったので、じっくりお伺いさせていただきました。非常に興味深かったので次回ぜひ乗ってみたいと思います。

道の駅流氷街道網走で、ご当地キャラクターニポネのホタテカレーを買いました。ちょっと辛めですが、ホタテの甘みと相まって絶妙でした。