名古屋地裁での判決を受けた立憲民主党のコメント
同性どうしの結婚が認められていないのは憲法違反かどうかが争われた裁判で、昨日、名古屋地方裁判所は「同性カップルに対し、その関係を国の制度として公に証明せず、保護するのにふさわしい枠組みすら与えていない」などとして憲法14条、24条に違反するという判断を示しました。
これを受け、立憲民主党よりコメントが出ているのでお知らせします。
2023 年 5 月 30 日
婚姻の平等の早期実現を求めます(コメント)
立憲民主党 SOGI に関する PT 座長 大河原まさこ
本日、名古屋地方裁判所で、同性婚を認めない現行制度が憲法の定める法の下の平等に反するとする全国 2 件目の判断が示されました。性的指向や性自認によらず同性カップルも結婚できる社会の実現を求めて声を上げ行動されてきた、すべての皆さんに敬意を表します。2021 年 3 月、札幌地方裁判所において、同性婚を認めない現行制度が憲法に違反するという日本で初めての判断が示され、すでに 2 年以上が経過しています。しかし、この間、政府与党は、同性婚の法制化について否定的な姿勢を変えず、国会の議論すら先送りしてきました。家族のかたちが時代とともに変化し、多様化していることは、社会の共通認識となりつつあります。世論調査でも、同性婚の法制化を容認すると回答する人が多数にのぼっています。婚姻の平等が実現される社会をめざし、立憲民主党は今年 3 月に「婚姻平等法案」(民法の一部を改正する法律案)を国会へ提出しています。立法府において、迅速な議論と法整備が進むよう、引き続き取り組んでいきます。