事業者での講演

少子高齢化が進み、多くの業種で深刻な人材不足となっています。一方で、多様性という言葉が社会の中で幅広く浸透してきており、事業者にとって多様な人材を受け入れることの重要性はますます高まってきています。今回は札幌に支社のある事業者さんから社内でLGBTに関する研修を行いたいとのご依頼があり、講演をしてきました。LGBTとは何か、どのような課題があるか、会社にどのようなメリットがあるか、どのようなことに気をつければいいか、トラブル対応の事例などについてお伝えしました。

札幌市が2017年より開始している札幌市LGBTフレンドリー指標制度の項目の一つに『従業員向けにLGBTに関する研修やセミナーを年1回以上実施している。』というものがあります。これで登録が可能となり、★1つの指標として札幌市のホームページに公表されます。さらに、就業規定も見直し中とのことで、ハラスメント防止や福利厚生などにLGBTのことが盛り込まれれば★2つとなります。

このような取り組みを始める事業者さんが1社でも増えることを増えることを願っています。私としても積極的にこうしたご依頼をお受けし、応援していきたいと思います。

(札幌市では『LGBT』を性的マイノリティの総称として表現しています)