北海道管区役職員人権啓発研修会

北海道管区役職員人権啓発研修会にて、『LGBTQ+をとりまく課題と取り組み』『北海道の人権施策について』と題し講演を行いました。住職の方の研修会で、これまでもLGBTQ+に関することのほか同和やハンセン病など人権に課題ついてとても熱心に取り組まれてきています。

LGBTQ+に関しこれまでの議会での取り組みや、学校・地域・家庭・医療・事業所などにおける課題や施策の反映状況についてお伝えしました。北海道の人権施策については、この度更新された北海道人権施策推進基本方針の内容や改正の経過、その施策の展開、方針で補足できていない課題などについてお伝えしました。

質疑応答で興味深い質問がありました。戒名は男女で分けられているがそれについてどう思うかについてです。男性には居士や信士など、女性には大姉や信女といった戒名がつけられますが、やはり自認する性にしていただきたいと思っています。この点はわたしはあまり詳しくないので住職のみなさまの力をおかりしながら解決していきたいところです。生きている間に相談しておくのも一つの方法です。わたしの後の講話の中でもこの問題について取り上げられていました。性別を限定しない名にすればいいという意見もありますがそう簡単にいくものでもなさそうです。戒名に関しては性別以外にも人権上の問題があったそうです。「死してなお差別を受け続けるのはいかがなものか」という言葉がとても胸に刺さりました。

2時限にわたる長時間の講演でしたが、とても熱心に話を聞いてくださった住職のみなさまに心より感謝申し上げます。また、LGBTQ+と人権をテーマにとりあげてくださったことも併せて厚く御礼申し上げます。

↓講演中の写真がなくてすいません。