松浦農園を訪問する(近郊農業と観光農業に関する取り組みの視察)

北海道における農業は重要な基幹産業の一つであるとともに、豊かな自然や食を満喫できる観光としての魅力になっており、私としてもこれまで農業分野にも取り組んできました。

今回は近郊農業と観光農業に関する取り組みの視察のため千歳市の松浦農園さんにお伺いしました。ここでは多種多様な作物を栽培されていています。紅大根の花や実は料理にも使えるとのことで、食べてみると根の部分と同様ぴりりと辛く薬味に使えそうでした。ほかにもケールや芽キャベツ、畝の向こうにはハスカップが植えられていました。

直売所では採れたての野菜が販売されていて、中にはスイスチャード(カラフルな生食ホウレンソウ)やコールラビ(奇妙な形のカブ)といった他ではあまり見かけない珍しいものもありました。これらの価格が安くてとても驚きました。卸してはおらず仲買人が直売所に直接買いに訪れるとのことで、独特の経営にはたいへん興味深いものがあります。

観光農園としても展開されていて、6月下旬にはいちご狩りに多くの観光客が訪れたとのことでした。これから芋掘りの季節が始まります。併せてとうきびもいい季節を迎えます。また、農園随所に貼ってある親しみのある絵は創作されており、観光客の心をつかみそうです。

この日もとても暑かったのですが、程よい塩味の効いたハスカップのなまら濃厚ソフトクリームが絶品でした。

松浦農園さんからはたいへんユニークな委嘱状をいただきました。北海道の農業の振興のために委嘱を果たしていきたいと思います。

ところで個人的な話ですが、小さいころから野菜をたくさん与えられて育ったせいか、今でも自宅ではサラダボウル一杯の野菜を食べます。ちなみに幼稚園のころの好きな食べ物はブロッコリー(酢味噌で食べる)でした。実家の畑ではトマトやきゅうりなどの野菜を栽培していてよく食べながら手伝っていました。農業への関心はこのころに作られたのかなあと思います。