北海道・東北六県議会議員研究交流大会
福島県で開催された北海道・東北六県議会議員研究交流大会に参加してきました。北海道・東北六県の議員が集まって意見交換をするイベントで、各議会から議員14名ずつ及び各議会の事務局の方が参加しました。
分科会は3つ、『北海道・東北地方の連携によるインバウンド(※1)観光』、『地域資源を生かした地方創生』、『道県民の健康寿命の延伸』でしたが、わたしは食と観光対策特別委員会に所属していることもあり、インバウンド観光に参加しました。
各道県からの現状や取り組みについての報告の後、活発な意見交換がなされました。北海道では中国や韓国と台湾からの旅行客が多いのですが、東北では特に台湾からが多いとのことでした。台湾の人口は中国や韓国と比べてそれほど多くないのにどうしてなんだろう?と思っていると、福島県の参加者より宮城県の参加者に
「どのように台湾の航空会社にアピールしているのか?」
という質問がありました。これに対し
「以前から交流があり、それを引き継いでいる」
という答えがありました。
のちの懇親会の中での参加された議員の方との交流の中で、「行政のちょっとした動きが経済を大きく動かす。行政が交流あると経済も交流しやすい。」という意見がありました。台湾からの観光客の誘客には行政の交流が大きく影響していそうです。
(話を意見交換に戻し)宮城県の方からの『QRコードの利用についての質問に、各道県がどのように取り組んでいるか答える場面がありました。
青森県の方「案内板の表示にQRコードを使用している」
福島県の方「バス交通などに使っている」
というような答えがあったのですが、北海道からは高橋亨副議長より
「ゴールデンカムイ(※2)で舞台となった場所にQRコードを配置している(スタンプラリー)」
との答えがありました。予想外の答えに驚かされました。
普段は議会や地域にいることが多いのですが、会派や道県を越えていろいろな方々と話をするとそこには道政に活かせるいろいろなヒントや何気ないところに思わぬ発見があります。今回初めての参加でしたが、有意義な交流会となりました。
※1 日本を訪れる外国人客
※2 北海道を舞台にした漫画