母親大会
9/16に札幌市民ホールで行われた母親大会の分科会
『LGBT問題・パートⅡ だれもが自分色で生きていい社会を』
に出席してきました。母親大会は社会問題や教育問題などについての講演やシンポジウムを行っている団体です。講師はMARRIAGE FOR ALL JAPANの加藤丈晴弁護士とLGBT当事者の母親の高橋愛紀さん。
加藤弁護士からはLGBTとは何か、そして職場における差別的な扱いをされている例についてお話がありました。トランスジェンダーであることを理由に解雇されてしまうなど、そんな酷い事例があるのかという衝撃を受けました。
高橋さんは、トランスジェンダー(FtM)の子の母親としてのこれまでの体験をお話されました。幼いころからの(女の子だという)固定観念の押し付けがわが子を苦しめてしまっていたという話がありました。カミングアウトされた息子さんがLGBT成人式において、「当事者の子に一番寄り添える先生になりたい」と述べたという話にとても感動しました。10月に教員採用試験の結果発表があるそうです。
実際に教職員にLGBT当事者がいることが、LGBT当事者の子どもの心の負担をなにより軽減できることだと私は考えています。しかし、オープンにしている教職員はごくわずかです。ぜひとも合格して教壇に立っていただきたいと願っています。