代表格質問
6月21日に代表格質問が行われました。民主・道民連合からは畠山みのり議員(南区)が登壇、質問項目は次の通りです。
一 知事の政治姿勢について
(一)新たな総合計画について
1 目指す姿とその実現について
2 地域コミュニティの維持について
(二)人口減少対策等について
1 実効ある対策について
2 「地方創生」10年の検証について
(三)GX金融・資産運用特区について
(四)国会議員への対応について
(五)政治資金の透明化について
二 行財政運営について
(一)道有財産の活用等について
1 赤れんが庁舎のリニューアルについて
2 指定管理者制度について
(二)国の指示権拡大について
三 防災・減災について
・ 防災会議における女性の参加について
四 医療・福祉課題について
(一)地域医療について
(二)がん患者支援について
五 経済と雇用対策について
(一)物価高騰対策について
(二)ラピダスの進出に伴う課題について
1 水の確保について
2 排水の与える影響について
六 空き家対策について
七 エネルギー政策について
(一)高レベル放射性廃棄物最終処分場選定問題について
(二)エネルギーの貧困について
八 観光振興について
・ 観光振興を目的とした新税について
九 交通・物流政策について
(一)JR北海道の路線維持問題について
(二)北海道新幹線札幌延伸の延期について
(三)ライドシェア参入に伴う課題について
(四)バス事業者の支援について
十 環境政策について
(一)ヒグマ対策について
(二)知床岬の携帯基地局整備について
十一 第1次産業の振興について
(一)農業政策について
・ 食料・農業・農村基本法の改正について
(二)林業政策について
・ 広葉樹資源の確保と道産木材の利用促進について
(三)水産政策について
・ 道産水産業の持続可能な発展策について
十二 パートナーシップ制度について
十三 北方領土返還要求運動等について
(一)「えとぴりか」の活用について
(二)返還要求運動について
十四 教育課題について
(一)教育長の決意について
1 教育観について
2 いじめ・不登校対策について
(二)北海道総合教育大綱の見直しについて
十五 SNS起因の犯罪被害への対策について
十六 警察署の統合・再編について
今回の議会で大きな焦点となったのは観光振興税についてです。道では観光振興を目的とした新税の導入を検討しており、やや前のめり感があります。全くの反対という意見はあまり聞こえてこないものの、税収額ありきで使途が明瞭になっていない、事業者の業務負担、観光目的ではない宿泊(例えば医療機関への受診、ビジネス、合宿など)にも負担が生じる、観光を主要な産業としていない自治体の意見も伺う必要がある、意見の聴取が事業者や市町村に偏っており、一般の消費者からの意見の把握が積極的に行われていないなど整理が必要な点が多く、また北海道は広域であるためすでに導入している他県とは状況が異なり、道民にも負担が生じる(宿泊者の4割が道民)という問題もあります。会派によっても温度差があり、今後、ていねいな意見聴取と説明が求められています。