予算特別委員会(1日目・建設部) 質問と答弁
北海道議会では7月7日(金)から11日(火)までの日程で予算特別委員会各部審査が行われました。
わたしは第2分科会で、建設部、水産林務部、農政部、経済部、教育庁などに関わる分野について審議を行い、民主・道民連合の質問者として建設部に対し下記の項目について質問をしました。
主な答弁内容もまとめてご共有します。(「>」は答弁内容)
※他の部門への質問は記事最後のリンクからアクセスできます。
- 人材確保について
- 現在の労働環境が改善される必要があること
- 同時に賃金水準が保証される必要があること
- 若手人材、女性、高齢者、多様な性などへの配慮を企業価値向上や人材確保の実現につなげること
に関して、具体的な方策を質問しました。
-
- 人手不足対策について
> 週休2日の導入・ICTによる生産性向上・就業体験などの取組みを進める。 - 賃金について
> 公共工事の労務単価を引き上げるなど、賃金水準の確保をすすめる。
若年労働者の賃金水準引き上げを民間に要請する。 - 雪害対策への影響について
> 賃金水準の確保と、国や札幌市と連携した除雪体制の確保に努めている。 - 建設業の人材確保について
> 長時間労働の是正などに取り組む団体を支援。高校生に対する職業体験の場などを拡大している。女性が活躍する企業の情報を発信する。性の多様性に関するガイドブックの周知。
- 人手不足対策について
- 道営住宅の入居要件について
入居要件上では同性カップルの同居が可能となったものの、実際の入居の可否は市町村の意向によって決められています。
- 現状として入居が可能な市町村数について
- 今後どのように入居可能な市町村数を増やしていくのか
について質問しました。
-
- 同性カップルの入居を認めている市町村数について
> 道営住宅がある52市町のうち8市が同性カップルの入居を認めている。 - 今後の取組みについて
> 今年1月から、より多くの人々に入居者資格を認めた。制度の周知と理解を得られるよう努める。
- 同性カップルの入居を認めている市町村数について
積極的な働きかけが実を結び、徐々に取り組みが始まっています。しかし、こうした制度が各民間企業や市町村に浸透しているかといわれれば、まだ課題は残っている現状です。
建設業をはじめいくつかの産業分野では人材不足が深刻化しています。「多様な人材」が人材不足を解消する方法の一つであり、多様性を受け入れる職場をつくっていくことは、事業者にも働く人にも社会全体にもメリットがもたらされるものだと考えています。
ひきつづき、お預かりしたご意見を反映できるよう、取り組みを進めてまいります。