元道職員SOGIハラ訴訟
札幌地裁で行われた令和3年(ワ)第1175号 損害賠償請求事件(元同職員SOGIハラ訴訟)を傍聴しました。この訴訟は、異性カップルには支給される扶養手当などがを同性カップルに認めないのは法の下の平等に反するとして道と地方職員共済組合を訴えたもので、今回が第1回口頭弁論でした。被告側は請求棄却を求めていますが、その理由は明らかにされていません。道は「ほかの職員との公平性に反する」「納税者の理解が得られない」として同性カップルへの扶養手当を認めていません。
弁論の中で北海道人権施策推進基本方針がたびたび引用されました。7月に方針が改正され人権に積極的に取り組む姿勢を見せた北海道が、今後どのような反論をするのかが気になります。そもそも反論などせずに原告の要望を認めてなんの不都合があるのでしょうか?と私は思っています。次回は11月24日午前10時に予定されています。