教育と性の多様性オープンセッション
北星学園大学の英語副専攻の学生チームが企画するオープンセッション『教育と性の多様性』が行われました。シドニー大学で性差別・LGBTQ・いじめに関する研究をされているローリングス先生とわたしが参加し、司会を務める学生から教育やLGBTQに関するトピックについて話をするという形で進められました。ローリングス先生は学校の持つ情報を取り入れる「窓」としての役割と、窓を通じてのLGBTQに関する教育の必要性についてお話しされていました。LGBTQ教育を行っている学校が少ない理由についての質問で、私からは、先生から「仕事が多く時間がない」「どのようにLGBTQ教育をすればいいのかわからない」という声がある、ということをお伝えしました。
今回のセッションでとても興味深かったのは、学生チームの企画力です。始まるまでオープニングムービーが流れる(しかもけっこう手が込んでいる)、スライド1枚1枚がとても作り込まれている、チャット欄を利用して参加者に簡単に答えられるような形で質問をする、Zoomの中で選択式のアンケートをとって結果をすぐ表示する、全体を通して英語を使用していて、私にはチャットで翻訳が届き、私の発言はチャット上で英訳される・・・といった、いつでも国際会議ができそうなセッションで、ぜひそのノウハウを教えていただきたいと思いました。