公開研究会 2019札幌ラウンドテーブル
9月28日市立札幌大通高等学校で「2019札幌ラウンドテーブル」が開催されました。わたしは「分科会A」の『「共生」に実態をもたせる方策を考えるー潜在的排除を助長しない学校や企業の在り方を模索するー』に、元・奈良少年刑務所法務教官竹下三隆氏、有限会社SANY代表柴田進氏とともにパネラーとして出席しました。参加者は教職員、学生、福祉に関心がある企業の方、新聞記者など多方面から25人ほど。平野(大通高校教諭)さんの軽妙な司会で分科会は「ゆるゆると(平野教諭談)」と始まりました。
はじめに各パネラーから30分ずつくらいの講演がありました。
柴田さんは障がい者の就労支援に取り組まれていて、障がいを持っている方へ適切に配慮することができればパートさん方の離職率も下がり人手で不足の解消につながる、障がい者が就労して納税する側になれば予算の大幅な削減にもなるとお話しされました。
竹下さんは感情を抑圧することが暴力や犯罪などのトラブルの原因となっていること指摘、「プラス思考はマイナス思考がダメというメッセージ」「腹八分目の一生懸命」とお話しされました。
私からは、わたしの生い立ちやLGBTとは何か、どんな問題を抱えているかについて当事者の立場からお話をしました。
そのあと少しではありますが、クロストークの時間がありました。話はいじめの問題になり、「いじめっ子も傷ついている」「当事者(いじめられっ子、いじめっ子)じゃない他の子たちの予防と対策とケアが必要」など参加者の活発な意見が出ました。
『多様性を認める社会』を目指すわたしとしては、福祉の分野は今後積極的に関わっていきたいものの一つです。福祉に関心の高い多方面の方々と交流でき、貴重なラウンドテーブルとなりました。