産炭地域振興・GX 推進・ェネルギー調査特別委員会で質問する

5月14日に開催された産炭地域振興・GX 推進・ェネルギー調査特別委員会で質問したことについてお知らせします。

1 北海道ゼロチャレ!家計簿について
道では、家庭におけるCO₂排出量を可視化できるアプリを開発し、一昨年に公開しています。私も公開当初から利用し、現在も続けています。
どのくらいのユーザーがいるのか、継続してもらえるような仕掛けが必要なのではないか、道教委との連携はどうなっているのかなどについて伺いました。ユーザーは5000人弱、そのうちアクティブユーザーは2割弱。道教委との連携についてもこの家計簿に関する話が出てきませんでした。そこで、わたしからの指摘です。
・人が集まるような場所において継続して利用している人への特典などがあればゼロチャレ!家計簿を知らない人への波及効果があるのでは
・学校にポスターを貼らせてもらって児童生徒にタブレット端末で家計簿をつけることができるようにしてみては?
・この家計簿でどの程度のCO₂削減を目標を設定すべき。
当初はこれまでの削減効果と今後の削減目標について聞きたかったのですが、今回は質問にはせずに指摘にとどめました。明確な答弁は得られないと分かっていることをしつこく聞くのはあまり得策ではありません。

2 水素について
昨年夏に開催された環境広場さっぽろ2024、今年のさっぽろ雪まつりにて開催されたGX・脱炭素エリアにて、出展事業者と水素について意見交換をしました。
道では「北海道水素社会実現戦略ビジョン」を2016 年に策定し、中長期的な視点から本道全体のあり方を示しています。また、北海道・札幌がGX金融・資産運用特区に指定され、企業誘致に向けて取り組みが進められています。
水素ストーブの普及によるCO₂削減効果、災害時における水素の利用についてうかがいました。現在のところコストが高いことから普及段階には至っていません。そこで、道は大規模需要地に近いところ(苫小牧、千歳)から導入を進めようとしています。
社会実装に向けた目標を具体化していくことで企業の参入を後押しすることができるのではないかと指摘、積極的な姿勢を示していただくことを求めました。また、北海道はグリーン水素、ブルー水素とも産出するポテンシャルが高く、ゼロカーボン北海道の実現に向けて、近々実施される中央要請をがんばってきてほしいと激励しました。