ヴェール農場見学

札幌黄ふぁんくらぶオーナーが毎年募集されており、わたしも入会しています。オーナー様早期登録特典イベント『丘珠の農家さんの倉庫に行って冬越し蔵出し札幌黄(3kg)をゲットしよう!が4/12、13の2日間6回開催されました。札幌黄を生産されているヴェール農場の施設を見学するイベントです。予定人数を上回る盛況で、親子で来場されている方も多くみられました。また今回は、東区のマスコットキャラクターの玉ねぎの妖精タッピーも参加しました。

ヴェール農場の坂東相談役より、このような説明がありました。

札幌黄の概要について
・この時期は畑がまだ乾いていないので植え付けは行っていない。マップ土と呼ばれるトレーに種を植える。50~60日くらいで植え付けができる。
・札幌黄はF1でも不揃いで収量が悪く、傷みやすいため、農家の方が生産をやめてきている。
・8月末から9月に収穫。その後1ヶ月くらい乾燥させて倉庫に運ぶ。
・枠を使って規定のサイズごとに分けられる。通常は1cmずと直径が変わるが、ヴェール農場ではLサイズをさらに5mmごとに分けている。これによりLサイズの中でも大きいものに付加価値がつけることができる。

選別機について
・傷みと糖度をセンサーで測定し、分けることができる。内部に変色、腐れ、芽があるものを識別することができ、実際に割って参加者に示された。
・温度が0度になると休眠に入り糖度が増す。温度が2度くらいになると根や芽を出す準備を始め、糖度が下がる。糖度13度は稀。根を出す準備が始まると下が尖ってくるので見分けることができる。いちばんおいしいのは1月。
・1日に6000~8000玉が分けられる。10月の末から3月くらいまで選別作業が行われる。

加工について
・乾燥たまねぎについて、ドラム式で熱を加えながら短時間で乾燥させるのが一般的だが、ヴェール農場では45度で12時間かけて乾燥させている。
・みじん切りにして冷凍したものはほとんど業務用。カレーなどに使われている。

保存について
・20キロ箱で15ケースくらい入るコンテナで冬場は0度くらいで保管し、休眠をかける。今年は3度くらいになり休眠があまりかかっていない。3月くらいまで保管する。

パッケージについて
・スーパーの要望で紙をいれたりシールを貼ったりしてネットに入れ、エアコンプレッサーで閉じて出荷する。

冷蔵庫の中で札幌黄のコンテナに乗ったタッピーと一緒に記念撮影をしました。

札幌黄オーナーイベントはこのあとにも苗植え、収穫、カレーパーティーなど盛りだくさんです。また、ゴールデンウイーク中はさとらんどにて北海道春のご当地カレー祭が開催されます。こちらも楽しみです。