札幌市社会福祉協議会ボランティア活動センターでの講演
札幌市社会福祉協議会ボランティア活動センターにて講演を行いました。今回は2時間いただいたのでLGBTQに関する基本的なことのほか、様々な場面での課題などについてお話ししました。
・LGBTQってなに?
・教育について
・医療について
・家庭について
・地域について
・就業について
・政治的な課題
・ネット上のバッシング
・カミングアウトされたら
・みなさまへのお願い
質疑応答です
Q LGBTの割合は増えている?
A 統計上の数字を見れば増えているように見えるが、認知度が高まったことで自認につながりやすくなったこと、クエスチョニング、アセクシャル、xジェンダーなどLGBT以外も捕捉されるようになったことなどが要因と考えられる。
Q 災害時にパートナーシップ制度は役に立つ?
A 避難所運営について細かいことは地域防災計画の中で取り扱われているが、策定の進捗率はまだ低い。パートナーシップ制度が使えるかについて、制度が導入されている札幌市内においてはむげにはされないとは思うが、施設管理者や町内会などによる。
Q パートナーシップ制度が役に立つかについて。介護施設において、同性パートナーがいる入居者はどのように取り扱われる?また、夫婦で入居するサ高住などは同性愛者も入居できる?
A 施設の経営者の判断になる。実態はどうなのか聞いたことがないので、経営者に直接聞いてみたいと思う。
Q 公共施設における多目的(オールジェンダー)トイレについて
A Xジェンダーやトランスジェンダーの移行期の方にとって必要。私たちは普段、特に移行期にあたっては非常に慎重に、周囲に迷惑をかけない方を選んで使用する。自認する性をゴリ押ししたり主張するために使うわけでない。小規模の飲食店や飛行機の中など男女で分けられていないトイレは何の支障もない。コンビニ型(女性用と男女兼用)もありだと思う。
長時間ではありましたが、参加された方々は最後まで真剣に話を聞いてくださいました。心より感謝申し上げます。