第2回ふちがみ綾子道政報告会

10月12日にホテルユキタ・オンラインにて第2回ふちがみ綾子道政報告会を行いました。今回もまた楽しい道政報告会になるよういろいろな仕掛けを用意しました。入口には札幌レインボープライドで使ったユニコーンのバルーンや交通安全のターボリンなどをディスプレイしました。受付ではひとり1本カラフルな『あやこだにゃんステッキ』と鈴を受け取っていただきました(ステッキの台座はねこの爪とぎ段ボール)。

前回同様、北海道ろうあ連盟さんに手話通訳を依頼しました。前回の動画を見た聴覚障害の方から、パーテーション2枚くっつけたものを背景にすると真ん中に線が入って読み取りにくいとの意見があり、パーテーションに白いテーブルクロスをかけていただきました。

来賓には松木けんこう衆議院議員、勝部けんじ参議院議員、ふじわら広昭市議会議員、しのだ江里子市議会議員にお越しいただきました。来賓の方には『遠くの来賓席よりみんなの近くの席にいる議員』がよいのではとの考えからあえて来賓席を設けないこと、来賓挨拶の際にステキな挨拶には後方から「いいね!」、長ければ「もうそろそろ・・・」などのカンペが上がるという設定でした。大先輩方におかれては困惑された点もあったかと思いますが、楽しくお付き合いいただきました。なお、カンペは札幌清田倫理法人会モーニングセミナーからアイデアをいただきました。また、勝部けんじ参議院議員、成田ゆうき市議会議員よりお祝いメッセージをいただきました。

本編では、4択クイズを出題して正解すればステッキに1個ずつ鈴をつけていく、Zoom会場の方には鈴をつけたあやこだにゃん画像が送られるというルールでした。なお、選択者が1~2人の少数意見については意見を伺い、金色のデカ鈴がもらえます(Zoom会場はデカ鈴あやこだにゃん画像)。これは正解かどうかにかかわらず『少数意見を大事にする』という私の思いが込められています。

1問目は例題で、パートナーシップ制度導入のためわたしが行ったことは何か?
①議会で何度もくりかえし質問した。
②知事に直接お願いした。
③他の会派の議員に理解を求めた。
④議場で涙ながらに訴えた。
全部正解で、みなさん鈴1個をつけてクイズがスタートしました。

テーマは3つ。
・議員は議会がないとき何しているのか?
・選挙にまつわるあれこれ
・議会ではどんなことをしているのか?

議会がないときは何しているのか、逆に議会(定例会や常任・特別・予算特別委員会)は年間何日?というのが2問目でした。
①​およそ50​日
②およそ100日
③およそ150日
④およそ200日
少数回答の④を選んだ方にはデカ鈴が当たりました。議員がんばっているという温かいご意見をいただきました。
正解は②(昨年は96日)ですが、臨時会、会派説明、ヒアリング、委員会視察、決算特別委員会など(毎年必ずではない、役割によっては必ずしも出なくてもいいなど固定していないもの)を含めると年間の1/3程度。土日祝を含め残りの2/3をいかにがんばるかが議会に生きてきます。
議会がないときの議員活動は、街頭活動、講演、相談対応、地域の事業者訪問、学習会への参加、式典や地域行事への出席、道政通信はSNSなどでの広報、質問の作成などいろいろなことをしますが、オープンにできないことも多いです。例えば相談者のプライバシーへの配慮や訪問先との関係などであらぬ憶測や誤解を避けるためです。なので、議員が何してるかわかりにくい原因になっており、ときに議員報酬を下げるべきという言論を助長しています。わたしはオープンにできないことを行うのに加え、それをカバーできるくらいオープンにできることも積極的に行うようにしています。
「ふちがみがんばれよ!」と思ったらステッキを振る、Zoom会場はリアクションボタンを押していただきました。

選挙にまつわるあれこれは、選挙期間中に実際に行ったことが3問目でした。
①ステージカーでパフォーマンスを行った。
②音を出さない時間帯を設けた。
③選挙カーを使わなかった。
④街頭演説で公開質問会を行った。
デカ鈴回答は①。やってほしいという応援の意見でした。わたしもぜひやりたいです。
正解は②。いろいろ厳しい意見も多かったのですが、対外的にはうけがよかったです。これは以前にいただいた『ご意見カード』で選挙カーがうるさいという声が寄せられ、取り組みの一歩として行いました。「ふちがみがんばれよ!」と思った方はリアクション、鈴が増えるたびにリアクションの音が大きくなっていきました。

議会でどんなことをしているのか、4問目は道議会定数100のうちの女性議員数でした。
①6名
②11名
③17名
④32名
正解は③。①はいませんでした。
みんなが「そうだよね」と思う提案で「その視点はなかった」「よくその声拾ったよね」と思われるような小さくとも生の声を質問にしていくのがわたしの腕のみせどころとなっています。ここでは
・飲食事業者等感染防止対策補助金
・スクールサポートスタッフの任期延長
・農地へのトイレの設置
についてお伝えしました。いずれも直接預かった声です。わたしが大切にしていることは、たった一人の声でも生の声を聞くことです。時間も労力もかかるし、札幌市や国案件、どう考えても議員では解決できない身の上話や現実的でないもの、政治への不満をぶつけるものや、中には誹謗中傷に近いものも多いですが、はっとさせられるものや、悲鳴に近いものもあります。ニュースで取り上げられるような案件や団体からの要望などは議会で取り上げられやすいですが、施策を出したときにそこからもれている人、実はみんな思っているけど言いづらい個人的な意見があり、みなさんから寄せられるそのような声がわたしの最大の強みになっています。

「小さな声なんて届かないとあきらめないでください。あなたにはふちがみ綾子がいます。」

たくさんの「ふちがみがんばれよ!」をいただきました。

当日お手伝いいただいた方、ホテルユキタのみなさま、参加いただいたみなさま、参加できなかったけど応援していただいたみなさま、私の無茶振り・やりたい放題に付き合ってたくさんがんばったスタッフに心より感謝申し上げます。みなさまからお預かりした「がんばれよ!」を胸に、一層がんばってまいります。