さっぽろレインボープライド2022

9月17、18日の2日間、南1条西2~3丁目プライドストリートにてさっぽろレインボープライド2022が開催されました。去年、一昨年はコロナ対策のため縮小しての開催でしたが、規模に制限がないのは3年ぶり、2日間の歩行者天国は今回が初です。

初日はたくさんの団体や協賛企業のブースが立ち並びました。LGBTQ当事者団体は道内は小樽や函館、道外からは東京、名古屋や奈良からも出展されていました。協賛企業のブースで興味深かったのはSORAのワークショップで、虹色に変化させながら好きな色にすることができる指輪づくりにチャレンジしました。

2日目はあいにくの雨となりました。ステージでの議員からのメッセージのコーナーでは、道営住宅の入居要件に同性カップルが含まれるようになること、引き続き北海道でのパートナーシップ制度の導入にむけて取り組んでいくことをお伝えしました。

ところで、1日目のレインボーワンピ+頭にユニコーン(LGBTQの象徴)という衣装が地味とのご意見があったので、2日目はレインボースカートで頭にダンシングフラワー3体を載せました。私からの「ハッピープライド!」という発声に、フラワーも「ハッピープライド!」と続きました。

2日目後半はプライドパレードが行われました。フロートと呼ばれるドラァグクイーンが乗ったステージカーの先導で当事者や支援者などが札幌中心部をパレードしました。オータムフェストが行われていたこともあり、たくさんの方が沿道から応援しました。今回の参加者は800人との発表がありました。

さいごのプライド集会ではバブルリリースが行われました。例年はバルーンリリースなのですが、今年はヘリウムガスの価格高騰のためシャボン玉にしたとのことです。コロナ対策からかスティック型やガン型が多く見られました。風に舞いあがるたくさんのシャボン玉はバルーンリリースとはまた違った感動的な美しさがありました。

実行委員、ボランティアスタッフ、協賛企業、参加者、ネットで応援した方などたくさんの方々によってさっぽろレインボープライド2022は大盛会に終わりました。一当事者として心より感謝申し上げます。こうしたイベントを通しLGBTQ当事者が身近にいることをより多くの方に知っていただくきっかけになり、理解の輪が一層広がることを願っています。