東区成人式

東区成人式が北ガスアリーナで行われました。2453名の新成人のみなさま、そのご家族等のみなさまに心よりお祝い申し上げます。

昨年は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため対面での開催が行われなかったため、2年ぶりの開催となりました。今回は密を避けるため1部と2部に分けての開催で、両方に参加しました。

一昨年に引き続き、今年も東区成人式の看板の前で写真撮りをするおばちゃんを勝手に担当させていただきました。写真を撮ってくれる人を探す方に応じるため、スムーズに撮影して混雑を解消するためです。その中で、いろいろなことが見えてきました。今回は少し込み入ったことを書きます。

看板の前は撮影をしたい新成人の方であふれていたのですが、特に順番待ちのために列があるわけではありませんでした。このような場合、先にやったもん勝ちのグループ、割り込まれて我慢を強いられるグループという構図になるかと想像していたのですが、みなさんお互いに気を遣い合っていて、いさかいがあったりということはありませんでした。共感を大切にする令和の若者に特徴的な一面を見ました。

かっこいいスーツや振袖で華やかにバッチリ決めてきた新成人も多くみられたのですが、一方で普段の仕事使いのスーツ姿の女性や、地味な格好で普段のヘアスタイルでという新成人の方もいらっしゃいました。「撮りますか?」と声を掛けましたがそそくさと1枚撮影されて去っていかれました。わたしの心に突き刺さったシーンでした。このような場が苦手という方もいらっしゃいますので無理をさせることはないとは思いますが、主役なのに居心地の悪さを感じさせてしまっているのであればそれは悲しいことです。例えばポスターや式典の各種メッセージを工夫するなど、社会の中で周辺化(適切な言葉が見当たらなくてすいません)されがちな方への肯定的なメッセージが示されることが多様性を認め合う社会につながるのではないかと思いました。

ところで、性的マイノリティかは別として男性(と思われる)新成人でスカートをかっこよく着こなしている方がいて、非常に興味深かったです。

これから未来を担う新成人のみなさまのご活躍をお祈り申し上げます。そして活躍するしないにかかわらずすべての新成人のみなさまが『自分らしく』生きることができることを何より願っております。

 

活動報告

前の記事

旭川視察 ICTパーク