都道府県議会議員研究交流大会
11月9日から11日の日程で都道府県議会議員研究交流大会が開催されています。これは都道府県議のための学習会で、昨年は永田町で開催されましたが、今年はオンラインでの開催されています。内容は、議会・議員の果たす役割についての講演で、昨年は二元代表制(※)について話などがありました。今回も国際交流、行政監視機能など様々な視点からの講演が行われていますが、中でも気になったのは地方の人口減少について。地方では人口が減少し、市町村では議員のなり手不足や無投票のため議会機能が低下し、その機能を都道府県議会に求めるようになる一方、各都道府県では中心部に人口が集中し、中心部から選出された議員が地方(自分の選挙区ではない)のための政策に努める必要がでてくる、という話です。では地方の定数を維持すればいいのですが、そうすると一票の格差問題とぶつかってしまいます。問題は提示されましたが、どうすれば解決できるのかについては示されませんでした。今後、わたしたち都道府県議の、近い将来に生じる問題に対する姿勢が問われています。
※日本では都道府県・市町村議会では首長と議員がそれぞれ選挙で選ばれます。このような議会を二元代表制といいます。これに対し国会は議員は選挙で選ばれますが総理大臣は選挙では選ばれませんので一元代表制です。