研修会でフィンランドの保育とSDGsができた背景について学びました
今回はフィンランドの保育とSDGsのことを勉強しました。
前半は元衆議院議員の山崎摩耶さんによる『フィンランドの全世代型社会保障と女性議員の活躍』の講演でした。フィンランドは高負担高福祉ですが、国民の大多数がその恩恵を受けています。合計特殊出生率は1.87(北海道では1.27)で、子育て支援・幼児教育が充実しています。また、ラヒホイタヤという総合的(准看護師・児童保育士など10の資格)なケアの専門職の存在が全世帯型社会保障に大きな役割を果たしているのだそうです。
質疑応答の中でこのような質問をしました。
わたし「フィンランドの夜間保育と病児保育についての情報がありましたら教えてください。」
山崎さん「先ほど紹介した保育園は24時間体制ですよ。」
山崎さん「子どもが熱出したから会社を早退して子どもを迎えにいくことは当たり前のことです。日本みたいにすいませんすいませんと謝ることはないです。」
わたし「えーっ!!!」
思わず声がでてしまいました。
後半はSDGsの話。講師の有坂美紀さんは道内でSDGsに取り組む団体の事務局長です。有坂さんは小さいころから生物に興味があり、10歳のころに自分で生物図鑑をつくり、絶滅の危機に瀕しているヨウスコウカワイルカの新聞の記事を切り抜き、コメントを書いたりしていたそうです。SDGsは世界共通の目標ですが、大きな目標だけでも17あります。わかりやすくもっと減らそうとしたそうですが、多くの人を巻き込むために最終的に17になったとのことです。先進国、途上国、地域、民族などそれぞれの事情があるのですが、『こだわりを減らす』ことで賛同を得ることができたそうです。
今回の研修会は女性議員向けのものでした。世界的には福祉国家は女性議員が多いという傾向がありますが、日本では女性議員の割合はわずかに13.8%で世界144位です。日本ではまだ少数なのですが、果たすべき役割がわたしたちに求められています。