第4回ふちがみ綾子道政報告会
8月28日に第4回ふちがみ綾子道政報告会を開催しました。前回同様、ホテルユキタ会場とオンライン会場のハイブリッド方式で参加は無料、北海道ろうあ連盟さんに手話通訳を依頼しました。
今回のテーマはお祭り。わたあめ屋さんの屋台を背負い、提灯やわたあめの袋で装飾しました。あまり議員の報告会らしくないのですが、堅苦しい報告会よりも来場者に楽しんでいただくほうがより伝わるのではないかと考え、毎回アイデアを絞りだしています。
内容は、前半はわたしに聞いてみたいことを選んでもらいそれに答えるというもの、後半は議員になって実際に経験したことについて、みなさんだったらどうするか4択問題で考えてもらうというものでした。
前半の質問について
Q 議員になってよかったことは?
A いろいろな経験ができること。いろいろな人に会い、いろいろな場所に行けること。例えば北方領土の洋上慰霊などは個人や観光ではできない。
もっとも嬉しかったことは、毎週交通安全運動を行っている場所で交通事故が発生し幼い命が失われたが、その後も活動を続けていたところ、小学生くらいの子どもから「がんばってください」と励まされたこと。
Q 実現したいことは?
A 多様性が認められる社会。少子高齢化が進み、地域社会の担い手や地域の事業者で人手不足が深刻化している。しかし人がいないかというとそうではない。東区にも障がい者、外国人、LGBTQなど多様な人が暮らしている。人々の意識を含め多様な人が参画できるような環境の整備が少子高齢化を乗り切るひとつの有効な手段になる。そのため、多様な人を認め合うための条例等を導入したい。パートナーシップ制度はそのひとつ。
Q やらかした大失敗
A 声をあげるということは大事だが、こぶしを振り上げて闘う姿勢で臨めばむしろ実現が遠のく。実際、強く主張しすぎて理事者や他の会派と溝が生じて実現が遠のいた、突き詰めすぎて否定的な答弁を引き出したことが何度もあった。政治は論理でも感情でも動かせるものではない。中立~反対の立場の方とていねいに調整していくことが大事。
後半の4択問題について
この問題に、わたしは実際にどうしたかという答えはありますが、正解はありません。4択の④は「その他」です。正解があるとすればみんながおーっ!と思うような少数意見です。
Q 議会での質問には時間制限があるものもある。質問中、時間配分を見誤ってしまい、まだ数問残っているが持ち時間が残りわずかになってしまう。時間をオーバーすると会派の議会運営委員が他の会派に謝りに行くことになる。どうする?
①質問をいくつか飛ばす
②重要度の低い箇所を飛ばして読む
③超高速で読む
④その他
会場は②が多数、わたしの答えは③でした。④の中には堂々と時間オーバーし、謝りに行くという答えもありました。ある意味かっこいい答えです。
Q 事務所に相談に来た高齢者。保護課の対応が悪すぎるのでなんとかしてほしいとのこと。しかし、生活保護は市の案件なので道議が解決できることではない。どうする?
①最後まで話を聞き市議と連携して対応
②保護課に電話し一緒に連れていく
③道の案件ではないと説明する
④その他
会場は①が多数、③はありませんでした。①がベストアンサーだとは思いますが、わたしの答えは②でした。
来場者も参加する内容で、楽しかったという声をたくさんいただきました。終わった後、小さなお子さんが屋台を背負って記念撮影をする場面もありました。中には議会での議論が見えないという厳しい意見もありましたが、こうしたご意見にもていねいに向き合っていく必要があります。
ご参加いただいたみなさま、準備から手伝っていただいた支援者、学生・他議員事務所などドットジェイピー関係者、事務所関係のみなさま、北海道ろうあ連盟のみなさま、撮影のウエムラスタジオ様、ホテルユキタのみなさまに心より感謝を申し上げます。