予算特別委員会(1日目・農政部) 質問と答弁
北海道議会では7月7日(金)から11日(火)までの日程で予算特別委員会各部審査が行われました。
わたしは第2分科会で、建設部、水産林務部、農政部、経済部、教育庁などに関わる分野について審議を行い、民主・道民連合の質問者として農政部に対し下記の項目について質問をしました。
主な答弁内容もまとめてご共有します。(「>」は答弁内容)
※他の部門への質問は記事最後のリンクからアクセスできます。
- トイレの設置について
若手農業者の方から「パート労働力の確保には、トイレなどの環境を整える必要がある。」との意見があり、補助金の改善を求めています。具体的な進捗について質問しました。
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- 進捗について
> トイレ設置に関して、国による補助事業があることの周知を各方面に依頼している。 - 補助金によるトイレの設置状況について
> 令和2年度に1件、令和3年度に2件。令和4年度で3件。 - 制度の改善について
> 関係機関、団体と連携し、周知を図る。
- 進捗について
- 施設園芸について
施設園芸は、 生産が安定的であること、農業のスマート化や福祉分野との連携がしやすいと考えられています。道が施設園芸をどう認識しているのかについて質問しました。
また、水耕栽培は実質的に環境にやさしい農業であるにもかかわらず、「土を使わない」という理由から「クリーン農業」の基準から除外されています。環境配慮に配慮された農業を認定・表示する制度にどのように組み込まれているのかについて質問しました。
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- 認識について
> 重要な営農形態。生産性や技術の向上を図り、今後に期待している。 - 表示制度について
> 水耕栽培は「環境負荷低減活動」の認定対象とされている。この認定制度を推進する。
- 認識について
トイレの設置についてはある女性農業者から預かっていた案件でした。補助金はあるものの、使いづらく、あまり設置には至っていないのが現状です。委員どうしの意見交換中には「トイレ設置の要望を把握していない」との話がありましたが、今回は「意見を把握していく」との答弁が出て一歩前進しました。「トイレには神様がいるという話もあり、きっと本道農業も応援してくれると思います」と発言する一幕もありました。
ひきつづき、お預かりしたご意見を反映できるよう、取り組みを進めてまいります。