石狩支会地域集会
昨年に引き続き、石狩市会地域集会で教職員の方を対象に講演をさせていただきました。今回は学校でのLGBTQに関することについて、この3年半の議会での取り組みを中心にお話ししました。
・性的マイノリティがいる前提で計画・校則等が点検されることになった。
・北海道人権施策推進基本方針が改定され、あらゆる施策に反映が進められている。
・2015年から3回にわたって通知された性的マイノリティに関する通知の再通知がなされた。
・セクシュアルハラスメント防止に関する指針が示された。性的指向や性自認について盛り込まれている。
・人権教育指導者研修会(北海道立生涯学習センター主催)が来年から年2回になる。
・制服に関する課題。選択の自由が増えたが、一方でトランス女子は依然として置き去り状態。
・教科書の中で性的マイノリティに関する取扱いが増えている。
・道立高校における性の多様性に配慮したトイレ設置への試行が始まった(1例建設中)。
・トランスジェンダーの子どもの入園拒否問題に関する調査が行われた。
・性的マイノリティ当事者教職員への配慮(アウティング防止など)が行われるようになった。
・職場向け啓発資料にじいろガイドブックが作成された。
教職員のみなさまにたくさんのお力添えをいただいたおかげで、学校においてはここ数年で状況は大きく改善されてきたように思います。厚く感謝申し上げます。教職員の業務削減が求められる中、現場にLGBTQに関する新たなリクエストを出すことはとても心苦しいのですが、当事者への対応方法に不安を抱える方も多くいらっしゃいますので、その一助となればと思います。